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    Steam新作サバイバルゲーム『山外山(ヤマソト)』は「自然」が襲ってくる、洪水・砂嵐・日照りなどが徐々に深刻になってくる。開発者に“自由度のこだわり”を訊いた

※こちらはAUTOMATON様によるインタビュー記事を転載させていただいたものとなります

自然を活用し、砂嵐が地を削り、洪水がすべてを飲み込む。中国・CyancookGamesが手がけるサバイバルクラフト『山外山(ヤマソト)』は、東方神話の幻想的な世界をリアルに再構築する野心的な作品だ。対応プラットフォームはPC(Steam)。

CyancookGames公式Youtube channelの投稿

自然現象と環境の変化をただの演出にせず、プレイヤーの思考と選択に組み込む本作。弊誌は今回、東京ゲームショウ2025にて、CyancookGamesのCTO(チーフ・テクノロジーオフィサー)、林晨超(リン・チェンカオ)氏にインタビューを実施。「相互作用」「クラフト」「環境変化」がカギとなる設計思想について話を聞いた。


林晨超(リン・チェンカオ)氏


「環境の相互作用」がカギ

——自己紹介をお願いします。

林晨超氏(以下、林氏):
CyancookGamesでCTOを務めている林晨超と申します。

——『山外山』についてご紹介をお願いします。

林氏:
『山外山』はいわゆるサバイバルクラフトゲームで、神によって滅ばされた世界で、文明を一から築き上げるという世界観のゲームです。

——オープンワールドサバイバルのゲームは数多くありますが、差別化のために意識したことはありますか。

林氏:
一番大きな違いは、周囲の環境のオブジェクト間に多様な相互作用を導入した点にあります。フィールドの素材ひとつに対しても、合成して新たなアイテムを作るのか、ギミックとして作動させるのかなど、自由に活用することができます。



この自由度は全体を通して意識した部分で、たとえばボスに挑む際には、十数種類もの異なるアプローチがあります。

──試遊では、フィールドの素材同士をつなげて武器にできるシステムが印象的でした。これは地面に落ちているもののみが対象なのでしょうか、それとも生きている生物なども利用できるのでしょうか。

林氏:
現時点では主にアイテム同士の合成に対応しています。地面に落ちている素材を使うほか、今後は建築施設を通して、より複雑な合成を行えるようにする予定です。

また、生物に対するクラフト要素として、馬や象などの騎乗動物の上に建築し、移動要塞のようにする機能もご用意しています。以前のトレイラーでも少しお見せした要素ですね。



──マップ上には多くの動物がいましたが、彼らをペットのように仲間にすることはできますか。また、試遊に登場したもの以外に、どんな動物が登場するのでしょうか。

林氏:
はい、動物を仲間にできる要素があります。登場する生物には、オオカミやイノシシのような大型動物のほか、たとえば猫とフクロウが融合したような、小さくて不思議な生き物も存在します。現実の動物をそのまま出すのではなく、神話的・幻想的なアレンジを加えています・・・

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