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    カプコンの「RE ENGINE」、近畿大学の一部学生向けに“外部初公開”

カプコンは8月19日、近畿大学の学生を対象に、同社のゲームエンジン「RE ENGINE」を活用したゲーム開発の体験型授業を提供すると発表した。同大学の情報学部生30名を対象に、8月26日から9月6日にかけて実習がおこなわれるそうだ。

「RE ENGINE」は、カプコンが『バイオハザード7』より導入した同社の内製エンジンだ。同作以降の『バイオハザード』シリーズのほか、『デビルメイクライ5』『帰ってきた 魔界村』『ストリートファイター6』など幅広いタイトルに採用。『プラグマタ』など、同エンジンを採用した新作タイトルもリリース予定となっている。また同社では、次世代エンジンとしてコードネーム「REX(RE neXt) ENGINE」の開発に取り組まれていることも明かされている(関連記事)。



今回カプコンは、近畿大学の学生を対象に、「RE ENGINE」を活用したゲーム開発の体験型授業を提供すると明かした。必須参加条件を満たした近畿大学の情報学部生30名を対象に、8月26日から9月6日にかけて実習がおこなわれるそうだ。

授業においてはカプコンのゲーム開発の基礎に触れながら「RE ENGINE」の具体的な機能が解説されるとのこと。この際には、初めてカプコン外部に同エンジンが公開され、アマゾン ウェブ サービス(AWS)が提供するクラウドサービス上で「RE ENGINE」を活用しながら、ゲームの企画から実装まで、ひとつのゲームを開発する実習内容が予定されているとのこと。

なおカプコンでは、近畿大学での体験型授業の提供を通じた産学連携により、教育機関の研究発展および優れた人材育成へ貢献することで、ゲーム業界全体の活性化を目指しているという。企業が社会的責任を果たすCSR活動の一環として、今回の実習授業もおこなわれるようだ。「RE ENGINE」が外部に初公開される点でも注目され、実習で培われたノウハウが将来のゲーム開発に活かされていくことにも期待したい。

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