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    企画書を書くための6つのステップ

ゲームプランナーになるためには、やはり「企画を立案する」ことが最も重要なスキルだといえます。
実際、ゲームプランナーの採用において「企画書を提出する」という選考過程は必須です。
ここでは、選考過程においてどのように企画書を書いていけばよいのか、具体的なステップの流れの一例を紹介します。


◆【ステップ1】ジャンルを決める

ゲームの企画書を書く際に最初に決めるのは「ジャンル」です。
ジャンルとは「アクション」「RPG」「パズル」のような種類のことを指しますが、その中から自分が最も得意で書きやすいジャンルを選びましょう。
また、「コンシューマーゲーム」「携帯ゲーム」それぞれで企画書を書くよう求められる場合もあるため、最低2種類のジャンルを選んでおくと安心です。
なお、選考に有利になるようなジャンルというものはありません。
例えばアクションゲームの開発に有利な会社の選考で「アクション」ジャンルを選んだからといって、評価がより高くなるということはないため、注意が必要です。
あくまで「このジャンルでゲームを作りたい」というものを選び、企画書を作成するようにしましょう。


◆【ステップ2】コンセプトを決める

次にコンセプトを考えます。
コンセプトとは、いわば「このゲームで一番売り出したいところ」です。
企画書の中で最も重要なところであるため、時間をかけて慎重に考えるようにしましょう。
新卒採用での企画書作成において特に意識すべきポイントは「新しさ」です。
既存のゲームには斬新なコンセプトを企画に含めることがあるかないかが、企画書のクオリティに最も影響すると考えてください。
新しいアイデアを出すことは決して容易ではありませんが、ゲーム以外にもアニメや漫画などにアイデアはたくさんあるため、これらのコンテンツを意識的にチェックしてみるとよいでしょう。


◆【ステップ3】ゲームの流れを決める

ジャンルとコンセプトを決めたら、今度はゲームサイクルを決めていきます。
どのような段取りでゲームを進めていくのか、ストーリーの概要はどのようなものか、何を達成したらクリアなのかをまとめていきましょう。
プランナーの面接時には、ゲームサイクルの詳細について質問されることが多いです。
例えば戦いのルールはどうするのか、ゲームオーバーになったらどこからやり直しになるのか、といったようなストーリー以外の部分についても詳しく決めておく必要があります。


◆【ステップ4】ターゲットを決める

ここまででジャンルやコンセプト・ゲームの流れが明確に決まっていれば、おのずとゲームの全体像も見えてくるはずです。
決めたジャンルやコンセプト・ゲームの流れを落とし込み、ターゲットとなるユーザーを当てはめていきましょう。
具体的には、「どの年齢層をターゲットとするのか」「女性向けなのか男性向けなのか」などを詳しく設定していきます。


◆【ステップ5】プラットフォームを決める

ターゲットが決まったら、ゲームを販売するためのプラットフォームを決めていきましょう。
家庭用ゲーム機なのかスマートフォンゲームなのか、同じ家庭用ゲーム機でもどのハードを使うのか、自分が作りたいゲームのジャンルやコンセプト・ゲームサイクルに合わせて選択します。
安易な理由でプラットフォームを決めず、面接官に質問されても答えられるよう明確な根拠を持ってプラットフォームを選びましょう。


◆【ステップ6】内容を企画書にまとめる

●(1)ゲームのタイトル
企画書の1枚目は必ず「ゲームタイトル」を入れましょう。
このページにはその他に「氏名」「学校」「学部学科」「ゲームジャンル」「対応機種」「ターゲット」を最低限記載します。
企画書を書く際は、この1枚目が最も重要だと考えてください。
タイトルページで「おもしろくなさそう」と興味を持ってもらえなかったら、その先の部分を読んでもらえず、不合格になる可能性が高くなってしまいます。
必ず次のページを読みたくなるような仕掛けを作っておきましょう。
具体的には、ゲームパッケージのような1枚絵にタイトルやキャッチコピーを入れる形が理想的です。

●(2)ゲーム概要やターゲット・コンセプト
企画書の2枚目に、ゲームの概要やターゲット・コンセプトを記載します。
ここのページで、ゲームについて8割ほど説明できるように作らないといけません。
1枚目のゲームタイトルと2枚目のコンセプトがうまく連動することで、「もっと詳しく知りたい」と思わせるようにすると非常に効果的です。
この2枚目の部分を作る際は、ゲームのパッケージ裏を参考にすると想像できて書きやすくなるかもしれません。
文字ばかり使わず、イラストや画像を利用して視覚的にわかりやすいページづくりを心がけましょう。

●(3)ゲームの仕様や設定・機能など
3枚目以降に、まだ伝えきれていない細かい部分を説明します。
とはいえ、内容が細かすぎて冗長にならないように、企画書全体で5枚程度にまとめるようにしましょう。
アピールしたい重要な部分はなにかを考え、「自分の企画のオリジナリティはどこにあるか」「わかりやすく伝えられているか」を念頭に企画書を作成していくことが大切です。

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