-
そ の 他
ゲームプランナーの仕事とは
まずは、ゲームプランナーの主な仕事内容について詳しく紹介します。
◆ゲームプランナーとは
ゲームプランナーはその名の通り、主にゲームを企画する仕事を行います。
しかし、ゲームの企画立案だけでなく、開発の進行やリリース後の運用など、ゲーム制作の開始から終了まで全工程に携わる重要な役割を担うのがゲームプランナーです。
ゲームプランナーの仕事内容は「企画立案」「仕様書作成」「制作進行管理」「テストプレイ」「分析・改善」の5つに大別されます。
この5つの役割について詳しくみていきましょう。
◆ゲームプランナーの仕事内容
●企画立案
ゲーム制作は「企画立案」の段階から始まります。
ゲーム市場や世間のニーズ・自社の強みなどを考慮し、どのようなゲームを制作したいか検討するフェーズです。
概要ができあがったら、その世界観やキャラクター・ゲーム内容などを企画書に落とし込んでいきます。
周囲の人に納得してもらえるような企画にするために、論理的でわかりやすい、見てわかる企画書づくりが求められる重要な仕事といえるでしょう。
●仕様書作成
企画が通ったら、今度は「仕様書」を作成していきます。
仕様書は、ゲームのシナリオやキャラクターなどのグラフィック・サウンドといったゲームの詳細な内容を記述する、いわばゲームの設計図です。
プログラマーやデザイナーはこの仕様書を見て実際にゲームの開発を行っていくため、プログラマーやデザイナーが求める標準フォーマットに沿って仕様書を完成させる必要があります。
また、後々の認識のズレを起こさないためにも、ゲームの全体像を図表や画像を使ってわかりやすくアウトプットすることも重要です。
●制作進行管理
ゲームの制作はプログラマーやデザイナーが中心となって行いますが、仕様書の内容とズレがないか制作の過程をチェックしたり、プログラマーやデザイナーから上がってきた質問に応対したりなど、制作の進行を円滑にするためのサポートをします。
具体的な方向性が決まらないときは、ゲームプランナー自身が技術的な指示をプログラマー・デザイナーに出すケースも少なくありません。
●テストプレイ
ゲームの試作品ができたら、実際にゲームをプレイしてみて問題がないかチェックする「テストプレイ」の段階に入ります。
「デバッカー」という動作確認を行う専門の職種がいる場合は、デバッカーとともに何か問題点がないか念入りにチェックを行い、不具合が発見されたら修正の指示をプログラマーやデザイナーに出すことが必要です。
●分析・改善
ゲームを完成させて発売した後も、ゲームプランナーの仕事は終わりではありません。
制作時の反省点やユーザーの反響などを分析し、次のゲーム制作に活かすための施策を考えていくことが重要です。
特に近年のオンラインゲームの場合、リリース後も季節ごとのイベントを開催してリピーターを獲得したり、効果測定や収益実測を行って随時改善していくことで、中長期的にゲームを運用していくことが求められます。